①組織が事業環境の変化(例えばコロナ禍や働き方改革やDX推進など)に適応する有効な手を打てていない。
②組織の将来像(ビジョン)が描けていない。
③将来像を果たすための戦略が策定できていない。
④組織の各部署がその使命を、理解できていない。
⑤組織の各部署の目標と各個人の目標が結びついていない。
⑥各個人の取り組む業務の効率化・デジタル化がなされていない。
⑦各個人の持つ社会的欲求が満たされておらず、働きがいが感じられず、セルフエスティーム(自己肯定感)が低下している。
⑧組織の文化、職場風土が前向き・積極的・挑戦的でない。
⑨組織の構造・制度・システムが機能していない。その運用が十分でないので、従業員の活動の障害となっている。
⑩プロダクトイノベーションもプロセスイノベーションも起こせていない。
⑪組織的学習ができていない。同じ間違いを繰り返している。
⑫コンプライアンスが守られていない。
⑬リスクマネジメントが不充分である。
⑭リーダーシップが効果的に発揮されていない。
第二次大戦後、米国では急速なる事業環境の変化に見舞われており、当時のあらゆる人間組織で導入されていた、産業革命期に発明された官僚主義に基づくそれまでの組織運営では、それらの変化に対応できませんでした。そこで「事業環境の変化に柔軟に対応できる組織づくり」である組織開発の理論とテクノロジーが開発されることになりました。日本には1969年頃から紹介されています。
本講座の斎藤講師は、1970年から今日に至るまで日本の企業に対して50年以上に渡り、組織開発のコンサルテーション・教育研修・文献(訳本)出版に携わってきています。従って本講座は、本格的な組織開発の実践を支援するものです。
講師の監訳書の一つが昨今話題となっている。次のとおりである。
「競争優位のイノベーション」ダイヤモンド社(1997年)
著者;マイケル・L・タッシュマン(コロンビア大学ビジネススクール教授)
チャールズ・A・オーライリーⅢ世(スタンフォード大学ビジネススクール教授)
というのは、最近日本でも賞を得ている「両利きの経営」東洋経済新報社(2019年)
と全く同じ著者であるからである。
最もマイケル・L・タッシュマンは現在はハーバード・ビジネススクールの教授であり、
チャールズ・A・オーライリーⅢ世は、現在スタンフォード大学経営大学院教授となっている。
「競争優位のイノベーション」においては、「両利き」は「両刀使い」と訳され、
「両利きの経営」の「既存事業の深化」と「新規事業の探索」は、「進化的変革」と「改革的変革」
と表現されていた。そして、「文化をテコにイノベーションと競争上の優位を得る」ということで、
「組織文化の形成」に多くの紙面を割いていた。
1. 組織開発におけるその組織の重要課題の設定(整合性モデルによる診断)
2. 経営倫理と経営理念(使命・価値観・将来像)の確立
3. 既存事業の進化戦略と新規事業の探索戦略の策定と技術革新
4. 戦略マップと目標管理制度の運用
5. 業務効率化と業務処理の自動化とDX(デジタルトランスフォーメーション)
6. セルフエスティーム(自己肯定感)向上の環境づくり
7. 組織の機構構造の設計と運用
8. 効果的組織文化(風土)の醸成と変革
9. コンプライアンス違反の要因と対策
10. リスクマネジメントの実践
11. 組織変革のマネジメント
12. 現代企業に求められるリーダーシップ
・組織開発の理論とテクノロジーを学ぶ。
・組織開発の実践例を学ぶ。
・経営幹部
・経営幹部候補者
・組織開発担当責任者
・組織変革・組織改革担当責任者
株式会社組織開発コンサルティング
代表取締役 斎藤 彰悟
2022年7月21日(木) 13 : 00~17 : 00 オンライン方式(Zoomを使用)
1人あたり 35,000 円(税抜き)